皮膚科

ケロイド

一般の方はケロイドというとやけどのあとのような醜い傷跡を総称して呼んでいますが、本当のケロイドというのは最初は小さいおできができただけだったのに、いつの間にか蝶が羽根を拡げたような形になり少しずつ大きくなるものを指します。かといってガンのような悪性のものではないのですが決め手となる治療もみつかっていないのが現状です。私は愛知医大病院で主にステロイドの注射とレーザー照射の併用による治療を試みてきましたが今までの経験から得られた結論は以下のことです。

  1. 以前からかゆみや痛みがあったにも関わらず治療を受けていないか、もしくは継続した治療を受けていない患者様が以外に多い。
  2. ケロイドは確かに治りにくいが、辛抱強く継続した治療を行えば、ある時、急激によくなってしまうことがある。
  3. 少なくとも、痛み、かゆみは治療により軽快する。
  4. 小さいうちに治療するほうが効果的である。

以上のことからケロイドは小さいうちに、根気強く継続して治療を受けることが大切だということです。
当院では、ステロイドの局所注射と、ロングパルスヤグレーザーによるレーザー治療を実施しています。また、盛り上がった大きなケロイドピアス後のケロイドは、減量手術でよくなる可能性があります。

傷跡

ケガの跡や帝王切開などの手術の跡がいつまでも残っていたり引きつれが見られる場合がありますが、その対処は形成外科が最も得意とする分野です。治療は手術により、まず醜い傷跡を取り去ります。その後、特殊な縫いかたで最終的に傷跡の幅が1mm以下になるようにすることが可能です。また、ジグザグ状に縫うことにより目立たなくすることができます。

傷跡治療前 傷跡治療後

ケガ

ケガの治療は最初が肝心です。まず、水道水で土砂やばい菌をよく洗い流します。それが不十分だと入れ墨のように、いつまでも黒く残ったり、膿んだりします。そして、次に大事なのが傷の管理です。一昔前は、早くかさぶたができるように乾かすのがよいと思われていました。しかし、傷を治すということは皮膚の細胞が増殖する必要があり、そのためには常に湿っていたほうがいいと言われています。最近、一般の方にもこの知識が広まりつつあります。ところが、湿っていると細胞が増殖しますが、ばい菌も増殖する危険性があります。ご家庭での処置で自信がなければご相談ください。

やけど

やけどをした時には、すぐに流水で少なくとも30分間は冷やすことが最も大切になります。その後は、適切な外用薬や被覆材で傷を管理し感染を起こさないことが重要になってきます。自己判断による処置では細菌感染を起こし傷の治りが悪くなり傷跡として残ってしまう危険性があります。また、湯たんぽなどによる低温熱傷では自分が思ったより深いやけどであることが多いので注意が必要です。

皮膚のできもの・しこり

皮膚のできもので最もありふれているのが、「脂肪のかたまり」と一般の方が言っているアテロームや脂肪腫です。これらは、基本的には手術して取り除かなければ治りません。以前から皮膚を葉っぱ状に切除し糸で縫うのが一般的でした。しかし、丁寧に縫ったとしても、ある程度の長さの線の傷跡として残ります。ところが形成外科では皮膚に小さい穴を開けてできものを取り除く方法で対処することができます。結果的ににきびの跡ぐらいの傷跡で済む場合がほとんどです。

【従来の切除法】

従来の切除法 従来の切除法

【傷跡を小さくする切除法】

傷跡を小さくする切除法 傷跡を小さくする切除法

巻き爪・陥入爪

爪の変形の代表的なものに巻き爪や陥入爪と呼ばれるものがあります。この問題としては爪の縁が皮膚に食い込んで痛みや炎症を繰り返し起こすことです。根本的な治療法は爪の縁が生えてこないように処置することですが以前は出血を伴う少し大がかりな治療を行っていました。しかし、最近ではフェノール法という簡単な処置ののちに薬を塗って処置する方法をすることが多くなりました。この方法だと処置後の痛みや出血が少なくて済みます。
また、爪の変形の矯正に針金のようなものを使って矯正する方法(ワイヤー法VHO法)もあります。この方法だと即効性はありませんが処置の痛みがなく気軽にできます。(ワイヤー法、VHO法は自費診療となっております)

施術費用はこちらから

  • フェノール法
    フェノール法
  • ワイヤー法
    ワイヤー法
  • VHO法
    VHO法

皮膚潰瘍、床ずれ

床ずれなどの傷を早く治すためには専門的な知識が必要とします。状態が変わらなかったり悪化するようであれば漫然とした処置を見直さなければなりません。外用薬の種類を変えたり、外科的な処置をすることにより対処していきます。

眼瞼下垂

加齢により上まぶたが垂れ下がる原因には眼瞼挙筋というまぶたを挙げる筋肉の障害皮膚のたるみがあります。筋肉が原因の場合、筋肉とまぶたをつなぐ部分がゆるんでいることが多いのでそれを補強する手術を行います。皮膚が原因の場合、余分な皮膚を切除します。これにより視界が広がることは勿論、肩こりが解消されることもあります。また、若返った印象にもなります。下垂の程度により保険が適用される場合とされない場合があります。

眼瞼下垂治療前 眼瞼下垂治療後

わきが

一口にわきがと言っても、汗のにおいが気になるものと汗の量が多いのが気になる場合の二通りがあります。脇の汗の腺はアポクリン腺エクリン腺の2種類があり、においの原因が前者で、量については後者です。

においについては最も効果的なのは手術によってアポクリン腺を取り除く方法です。これにより、約80%のにおいがとれ日常生活に差し支えることはありません。しかし手術自体は容易ですが手術後約1週間は脇をなるべく動かさないようにしてもらう必要があるため当院では片方ずつに分けて実施します。手術以外の方法として脱毛レーザーで処置するとある程度においがとれます。また、抗生物質の外用薬、専用の石鹸も用意しております。(脱毛レーザーは自費診療となっております)

下肢静脈瘤

ふくらはぎの血管がボコボコと盛り上がっているのが下肢静脈瘤の典型例です。見た目の問題もありますが、足がだるかったり、こむらがえりが頻繁に起きます。放置すると炎症を起こし痛みが出ることがあります。当院では、太い血管には硬化療法、細い血管にはロングパルスヤグレーザーによる治療を行っています。
硬化療法、レーザー治療ともに、日帰りでほとんど痛みも感じずに治療することができます。

  • 下肢静脈瘤
    下肢静脈瘤
  • レーザー治療前
    レーザー治療前
  • レーザー治療後
    レーザー治療後
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